【解説/解答】ファイナンスのための確率解析 2 II 練習問題 1.5 解答
ファイナンスのための確率解析 2 II シュプリンガー・ジャパン S.E.シュリーブ著、長山いずみ 他訳 練習問題1.5
[証明]
としたとき、以下の2つを示せばよい。
(i)
(ii)
(i)の証明
‘※なので、これにを変更するのがゴール。
まず、 について考える。
を固定して考えれば、 が1になるのは、定義関数の定義より、 を満たすときであるで、
※上の考察より
※期待値の定義より
(ii)の証明
は非負の確率変数なので、積分の順序の変更が可能で、
ここで、について考える。
xを固定して考えれば、 が1になるのは、 を満たすときであるで(*1)、
※上の考察より
(i)と(ii)より、
[Q.E.D]
(*1) 例えばx=0と考えれば任意のに対して、必ず定義関数は1を返す。